危篤になったら

ご家族が危篤になったとき、何をする?流れと生前に準備すること

広告

危篤を告げられたら、ご家族はまず何をするべきなのでしょうか。
大切な方の危篤に直面すると、ご家族は焦りや動揺で冷静な行動ができなくなることも。
ご家族が危篤の状況となったときでも慌てず行動できるように、何が起きるのか、何をすべきなのかをしっかりと把握しておきましょう。

ここでは、大切な方がご危篤になったときの流れと、ご家族がすぐにやるべきことをまとめました。危篤となる前から準備しておくことも、あわせてご紹介します。

ご家族が逝去されたばかりの方は、今すぐ葬儀社への連絡が必要です

ご搬送・急なご葬儀の相談はこちら

 

ご家族が危篤になったらすること

危篤になった状況に合わせて迅速に行動を

  • 病院で危篤になったら、すぐに駆けつける
  • 在宅医療で危篤になったら、かかりつけの医師を呼ぶ

病院で危篤になったら

病院からご危篤の連絡が入ったら、できるだけ早く駆けつけられるように身支度を整えます。
ご家族の危篤を告げられると、誰しも気が動転してしまうもの。病院に駆けつけるときには交通事故にも十分ご注意ください。
自家用車で病院へ駆けつける際には、危篤となっている方の配偶者などとくに関係の近い方は運転を控えることをおすすめします。運転は他のご家族にお任せするか、タクシーなど公共の交通機関を利用したほうが良いでしょう。

危篤になる前にやっておく準備

危篤のときの持ち物を用意しておく


危篤を告げられると、駆けつけるご家族はゆっくりと身支度を整えていられるような状況ではなくなります。病院へ泊まり込みになることも。あらかじめ駆けつけるときの持ち物を準備しておき、ひとつにまとめておくと慌てません。
例えば、防寒着、顔を洗うためのタオル、女性ならお化粧品も用意しておくと良いでしょう。

 

ご自宅で危篤となったら

ご自宅で看取ることを前提に在宅医療の状況でご危篤となったら、すぐにかかりつけの医師へ連絡して来てもらいます。
突然の心臓発作や脳卒中など、予期せぬ事態で危篤となった場合には、すぐに救急車を呼びましょう。

病院やご自宅以外の場所で危篤になったら

高齢者施設などで危篤となることも考えられるため、施設を利用している方は対応を生前のうちに確認しておきます。

病院やご自宅以外でご危篤になるその他のケースとしては、事故や事件など予期せぬ事態に遭った場合が考えられます。すぐに救急車を呼び、その後は病院や警察の指示に従います。

 

ご家族に連絡する

  • 看取りに立ち会ってほしいご家族に連絡し、呼び寄せる
  • ご家族以外の方を呼び寄せるときには配慮が必要

看取りに立ち会ってほしいご家族に連絡し、呼び寄せる

看取りに立ち会ってほしいご家族様に連絡して、病院またはご自宅へ呼び寄せます。病院へ来てもらう場合は、病棟や病室、アクセスも簡潔に伝えましょう。

このとき、ご家族お一人おひとりに連絡を取ると時間がかかってしまうので、ご家族の中で役割を決めて、連絡窓口となる方から他のご家族へ連絡してもらうと良いでしょう。

ご危篤に立ち会うのはごく身近な家族だけ
ご危篤になったとき、看取りに立ち会うのはご家族のみ。一般的には、ご親族はお呼びしません。
例えば、ご危篤の状態になっているのがご高齢の方であれば、配偶者、お子様とその配偶者、お孫様、ひ孫様までを目安に呼び寄せます。

ご危篤のときに、ご家族以外が立ち会わない理由

ご危篤の際に立ち会って看取る方の範囲に決まりはありません。しかし、病院でご危篤となった場合、病室へ入れる人数には限りがあります。最期の時を大切に過ごすためにも、ご家族様以外の方立ち会わないことが一般的です。

また、駆けつける方の負担も考慮しなければなりません。ご危篤の期間がどれほど続くかもわかりませんし、病院に泊まり込みで付き添ったり近隣のホテルに宿泊するなどして、体力的にも経済的にも負担となることも。
こういった理由から、呼び寄せるのは看取りに立ち会ってもらいたいご家族のみにしたほうがよいと考えられています。

 

ご家族以外の方を呼ぶときには配慮が必要

危篤となっているご本人やご家族が希望する場合には、最期のお別れの時に、ご家族以外の方をお呼びしても問題はありません。例えば、ご本人の兄弟姉妹や、特に親しいご友人が立ち会って看取ることもあります。
ただし、お呼びしなかった方への十分な配慮が必要です。
ご逝去後に「あの人は呼ばれたのに、私は呼ばれなかった」という不満が出てしまわないように気をつけましょう。

危篤になる前にやっておく準備

危篤になったときに呼び寄せる人を決めておく


もしものときには誰を呼び寄せるのかを、ご家族で話し合って決めておきましょう。連絡先をリストにしてまとめておくと、危篤を告げられたらすぐに連絡することができます。

ご危篤の期間が長く続いたら

  • 病院に泊まり込んだり、ご自宅と行き来して付き添う
  • 葬儀社を選ぶ

病院に泊まり込んだり、ご自宅と行き来して付き添う

ご危篤の期間が数日続いた場合、病院に泊まり込んで付き添うことも考えられます。
駆けつけたご家族の人数が多い場合や、ご自宅へ帰れないほど遠方の方がいらっしゃる場合は、病院近くにあるビジネスホテルなどに宿泊することも検討してみましょう。
ご自宅が近隣の場合、ご家族は一時的に帰宅して体を休め、また病院に戻るというケースもあります。
小康状態が長く続くこともありますが、ご危篤は予断を許さない状況に変わりはありません。付き添いを一時的に離れる場合は、医師と相談することをおすすめします。

葬儀社を選ぶ

危篤を告げられてから落ち着いて葬儀社を探すことは難しいので、本来であれば、危篤となるまでに余裕を持って葬儀社を選んでおきます。
もしまだ葬儀社をまだ決めていなかった場合は、危篤の付き添いの合間に葬儀社選びを行います。

危篤でお急ぎの場合でも良い葬儀社を見つける方法をご紹介します。

ご危篤になったときの失敗しない葬儀社の選び方

「突然、ご家族の容体が急変した」
「特別な事情があり、葬儀社をまだ決めていない・・」
ご危篤になった時点で葬儀社が決まっていない場合には、限られた時間の中で葬儀社を選ぶことになります。ゆっくりと比較検討する時間は、残念ながらありません。そこで、急いで良い葬儀社を見つけるためのポイントをご紹介しておきます。

葬儀社に電話で相談する

ゆっくりと葬儀社を探せる余裕がないときは、すぐに葬儀社の電話窓口へ相談をします。
生前のうちに葬儀社選びをするときは3〜5社ほどの葬儀社を比較検討するのがおすすめですが、危篤となってからでは多くても2、3社ほどに相談するのが限界でしょう。
急ぎの電話では、葬儀社の対応力や誠実さを確認するのがポイントです。

  • 葬儀費用がわかりやすいか
  • ご家族の気持ちに寄り添い、誠実な姿勢か
  • どんな疑問や質問にも、すぐに答えられるか

病院のロビーなどで対面相談をする

危篤の状況での葬儀社選びはまずは電話で問い合わせますが、可能なら対面相談をするのもおすすめ。担当者と実際に会って相談すると、その葬儀社が本当に信頼できるかどうかがはっきりとわかります。
対面相談をする場所は、病院を離れられない状況が続いているならロビーや飲食スペースなどを利用すると良いでしょう。

  • 病院へ今すぐ来てくれるか
  • ご家族に寄り添う姿勢があるか
  • 身だしなみが整っているか
  • わかりやすく説明してくれるか

なお、ご臨終となった場合、病院から葬儀社を紹介されることがありますが、断ることができます。
病院提携の葬儀社は高額になる傾向があり、「病院の紹介だから大丈夫」ということはありません。
費用が曖昧だったり、プラン内容の説明に疑問が残る場合は、お断りしましょう。
大切なご家族を後悔なくお見送りするために、葬儀社選びは慎重に。ご家族のお考えに合った信頼できる葬儀社を選びましょう。

 

危篤で、葬儀社選びの時間がないときは

ひとまずご搬送のみを依頼する

ご搬送とご安置を終えたら、葬儀社をあらためて選ぶ

ひとまず搬送のみを依頼する

危篤ののちにご臨終を迎え、まだ葬儀社が決まっていない場合は、ひとまずご安置場所への搬送のみを葬儀社へ依頼することもできます。
つまり、搬送を依頼した葬儀社に、必ずしも葬儀の施工を依頼しなくても良いということ。
搬送のみを依頼したい場合は、葬儀社に連絡するときに「搬送のみお願いします。」とハッキリ伝えておきましょう。

安置後あらためて葬儀社を選ぶ

ひとまず搬送のみを葬儀社に依頼した場合、ご安置が完了してからあらためて葬儀社選びを行います。搬送を担当した葬儀社を含めて3社ほどを比較検討すると良いでしょう。

 

危篤で慌てる前に、早めの備えを

ご危篤の状態となると、ご家族は限られた時間の中で各所へ連絡をしたり、葬儀社を探したり・・。時間と心どちらにも余裕が無くなってしまいます。準備をしておらず、危篤となってから慌てて失敗しまうことは避けたいものですよね。
危篤を告げられる前に、今できる準備を整えておくことがとても大切です。

  • 看取りに立ち会ってほしい方を決めておく。
  • 良いお見送りをするために、あらかじめ葬儀社選びをしておく。

ご本人のためはもちろん、ご家族が後悔しないためにも、この2つの備えだけは生前のうちに早めからやっておきましょう。

24時間365日対応の葬儀相談窓口です


 

ご葬儀の相談・無料見積りはこちら
(携帯電話からでも通話・相談無料)

お葬式のむすびす

メールでのご相談はこちら

-危篤になったら

© 2023 お葬式ガイド24時