生前から臨終までの基本

後悔する前に!生前に必ずやっておくべき準備4つ

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「体調が心配だけど、大丈夫だろう」
「準備しなくちゃいけないとわかってはいるけど、何から始めたらいいのか・・」
ご家族のお見送りの準備は、誰しも気が進まないものですよね。

でも、ご家族の旅立ちを後悔の残るものにしないためには、生前の準備がとても大切です。
事実、生前に準備をしていなかったばかりに、もしものときに残されたご家族は何をしてあげるべきかわからず困ったり、ご親族とトラブルになってしまう方もいらっしゃいます。

不慮の事故や突然の発作などを除き、持病がある方、ご高齢の方がご家族にいらっしゃるなら、万が一に備えておきましょう。
ここでは、いくつもある生前の準備の中から、これだけは必ずやっておくべき準備4つをわかりやすくご紹介します。

生前のうちに必ずやっておく準備

  1. もしものときに連絡する人を決める
  2. 看取りの希望を聞いておく
  3. ご葬儀の希望を聞いておく
  4. 葬儀社選びをしておく

もしものときに連絡する人を決める

危篤を告げられたとき、ご臨終を迎えたとき、連絡する人を決めておきます。
とくに危篤となると、看取りに立ち会う方を呼び寄せるために連絡しなければなりません。一刻を争うときに、連絡先がわからない、呼び寄せるべきか迷う・・といったことになっては大変。その方との関係性や、駆けつける際の体力や経済的な負担なども考え、呼び寄せるかどうかも考えておきましょう。
例えば、ご高齢のお父様が危篤を告げられたら、遠方の息子・娘夫婦、孫までは連絡して呼び寄せる。とくに親しいお父様の兄にも危篤を伝えるが、体の負担を考えて病院へは呼び寄せない。他の親族や知人、会社関係の方へはご逝去されてから連絡する、といったように決めておきます。
もしものときに連絡する方、呼び寄せる方を決めたら、すぐに連絡できるように連絡先をリストにまとめておきましょう。

  • 危篤になったら、誰に連絡する?
  • 危篤になったら、誰を呼び寄せる?
  • ご臨終を迎えたら、誰に連絡する?
  • 連絡先をリストにまとめておく

 

看取りの希望を聞いておく

もしものときには最期をどこで迎えたいか、誰に立ち会ってほしいか、ご本人に希望を聞いておきます。
ご家族の負担を心配したり、何かあればすぐに医師を呼べるといった理由でご自宅に帰らなくても良いという方もいれば、ご自宅に帰りたいという方もいらっしゃるでしょう。
ご自宅で最期のときを過ごしたいなら、医師へ在宅医療を相談したり、ご家族とも協力し合って看病ができるように準備を整えなければなりません。
誰が看取りに立ち会ってほしいかも確認しておきます。高齢の方の看取りの場合、立ち会うのは配偶者、息子・娘夫婦、その孫までが一般的。その他に立ち会ってほしい方がいるか、確認しておきます。
このように、生前のうちにご本人の希望を聞いておくと、ご家族はそれに備えて準備をすることができます。
また、延命治療を希望するかどうかも確認しておけると良いでしょう。
もしものときには、延命治療をするかどうかをご家族が決断をすることとなります。ご本人の希望がわからず判断に迷ってしまい、その先ずっと責任を背負い込んでしまうことにもなりかねません。

  • 最期をどこで迎えたい?
  • 誰に看取ってほしい?
  • 延命治療はしてほしい?してほしくない?

 

ご葬儀の希望を話し合っておく

可能なら、ご本人がどのような旅立ちをしたいかを聞いておきます。
ご本人に確認できない場合も、大切な方をどのようにお見送りをしたいか、ご家族それぞれのお考えを確認しておきましょう。
ご家族内で意見がわかれることもあるため、時間に余裕を持って話し合いを始めることをおすすめします。このとき、どなたかお一人の独断で決めるのではなく、ご家族みなさんで話し合うほうが後々のトラブルを防げます。
例えば、「家族だけで送ってくれたらそれで良い」とご本人が希望しても、残されるご家族としてはその後のお付き合いなども考えると「家族だけではなく、ご縁のあった皆さんをお呼びしたほうが良い」と思っていることもあります。
ご本人、ご家族それぞれのご希望をもとに、どんなご葬儀にするかおおよその希望をまとめておきましょう。
わからないことがあれば、葬儀社へ相談しましょう。

  • ご葬儀には誰をお呼びする?
  • ご葬儀のスタイルはどうする?(家族葬・一般葬・一日葬・火葬式など)
  • 斎場はどこにする?(自宅から近い・参列者が便利・資料料金が安い等)

 

葬儀社選びをしておく

生前のうちに、信頼できる葬儀社を見つけておきます。
信頼できる葬儀社へ生前相談をしておくと、しっかりと準備を整えることができ、後悔のないお見送りができます。さらには、葬儀費用を安く抑えることにも繋がるので、必ずやっておきましょう。

持病があるが急を要しない方、ご高齢だがお元気な方は、じっくりと葬儀社選びができるでしょう。まずは評判の良い葬儀社3〜5社から見積書や資料を取り寄せます。郵送で資料を受け取ったら、各社の葬儀プランやサービス内容を比較します。電話相談や対面相談も利用して、安心して任せられそうだと感じる葬儀社を選びましょう。

ご容態が思わしくない方、余命宣告された方は、急いで葬儀社探しをします。郵送で資料を取り寄せるよりも、電話で相談したり、対面相談で相談員と直接お話したほうが良いでしょう。

信頼できる葬儀社を選んだら、その葬儀社の会員になっておきます。葬儀社によって異なりますが、生前のうちに会員になっておくと、ご葬儀を依頼したときに数万円単位の割引が受けられることもあります。ご臨終を迎える直前に会員になった場合、割引が適用されないこともあるので、葬儀社を決めたら早めに会員になっておきましょう。

  • 葬儀社3〜5社から見積もり書と資料を取り寄せる
  • 葬儀社へ電話相談をする
  • 葬儀社の担当者と対面相談をする
  • 葬儀社を決めて、会員になっておく

 

その他の準備しておきたいこと

ご紹介したほかにも、生前にやっておくとご家族の負担が軽くなる準備をご紹介します。
できることなら、こちらも確認しておきましょう。

  • 遺言書の有無をご本人に確認しておく
  • ご逝去した後、ご葬儀までの安置場所を決めておく
  • 現住所、本籍地を確認しておく

 

生前に必ずやっておくべき準備のおさらい

生前に必ずやっておくべき準備をご紹介しました。
やっておきたいお見送りの準備はいくつもありますが、その中でもご紹介した4つだけでもやっておくと、もしものときに困ったり、ご葬儀で失敗することがなくなります。
お見送りの準備を通して、ご本人の希望やご家族のお考えを知ることができるので、ご家庭内での意見の食い違いや、後々のトラブルに発展することも防ぐこともできます。

生前のうちに必ずやっておく準備

  1. もしものときに連絡する人を決める
  2. 看取りの希望を聞いておく
  3. ご葬儀の希望を聞いておく
  4. 葬儀社選びをしておく

もしものためのお見送りの準備は、決して悲しいことばかりではありません。
ご本人の希望を聞いて、生前のうちに叶えてあげられる夢もあるかもしれませんよ。

ご家族のご事情に合わせて、生前のうちにもしもの準備を始めましょう。

24時間365日対応の葬儀相談窓口です


 

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